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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2010年9月1日水曜日

チャレンジすることが美しい

今日,42日振りに本郷小学校は元気な顔でいっぱいになりました。3名の転校生を迎え,242名で2学期のスタートです。

 さて,猛暑に見舞われた今年,全国各地で猛暑日の更新と水の事故のニュースが多く聞かれましたが,本郷小学校では大きな事故や病気の報告もなく,子供たちが元気に過ごせたことが何よりもありがたいことと思います。また,この休み中,学級行事,自転車教室,プール開放など保護者の方々,地域の皆さんに大変お世話になりありがとうございました。この紙面を借りてお礼を申し上げます。

 ところで,夏休みの42日間はご家庭の皆さんにとっては,とても長いと感じられたのではないでしょうか。「やっと学校が始まってくれた」という親の気持ちに対して「もう学校が始まってしまった」と思っている子どもたち,というところでしょうか。一つの事象や出来事に対して,人やその立場の違いでとらえ方がずいぶん変わってきます。

 靴のセールスマンの話が有名です。二人のセールスマンが発展途上の国に靴を売りに行きました。国に着いたところ,現地の殆どの人が裸足で歩いているではありませんか。それを見て,一人のセールスマンは「ムリ! この国で靴は売れん」と嘆きます。もう一人のセールスマンは「やった! これだけの人に靴が売れる」と意気揚々に叫んだそうです。前者がマイナス思考,後者がプラス思考です。

 さて,2学期は,4ヶ月あります。じっくりと学習に取り組むことのできる大切な時期です。まずは,11日(土)の体育大会に向けて,みんなで協力して競技に応援に,そして係活動に力を注いでほしいと思います。初めからチャレンジしなければ,良い結果は得られないでしょう。チャレンジする前に「ムリ!」ではマイナス思考です。失敗してもいいのです。自分の決めた目標に向かってチャレンジすること自体が美しいのです。7月号でも書きましたが,一所懸命取り組む姿はとても美しいです。一所懸命取り組むことは人間を成長させます。

 先月のテレビで盲目の少女が51.5㎞のトライアスロンにチャレンジし,完走したのを見て鳥肌が立つぐらい感動しました。彼女の前向きなチャレンジする姿勢とプラス思考は凄いです。本郷小の子供たちにも,一所懸命のプラス思考で失敗をおそれず何事にもチャレンジし,自分を表現してほしいと思います。私たち教員も子どもたち一人一人をプラス思考で見ていきます。家庭でもぜひ子どもたちのチャレンジに励ましをお願いします。

 今年はまだまだ残暑厳しい毎日が続くようです。保護者の皆さんには,十分な睡眠などお子さんの体調管理にご配慮をお願いいたします。