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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2011年5月2日月曜日

心地よい緑に包まれて

5月に入り,緑が一段と色濃くなって目を潤してくれます。周りの山々や道端の草花が賑やかに緑を競っています。新学期が始まり早一ヶ月が過ぎました。校舎内には児童の元気よい声が響き渡り,5月の若葉と同じく生命の躍動感を感じさせてくれます。


 先日はPTA総会や授業参観等に多くの皆さんに御出席をいただき,ありがとうございました。PTA活動等を通して大きな御支援をいただけることをとても嬉しく思います。保護者や地域の皆さんの御期待に応え,安心してお子さんを託していただける学校づくりを一層推進するため,教職員一丸となって頑張りたいと思います。



 あいさつがしっかりできる児童を育てたい

 本年度重点的に取り組みたいと考えていることの一つは,あいさつがしっかりできる児童を育てたいということです。元気に「おはよう(こんにちは,さようなら)」,心から「ありがとう」,素直に「ごめんなさい」が言える力を身に付けたい(「ありがとう」,「ごめんなさい」という言葉もあいさつ言葉の中に含める)と考えています。現在,対人関係を築く力の不足している児童が増えていることはよく指摘されるところです。対人関係を築く第一歩はしっかりとしたあいさつができることです。大人になってもあいさつがしっかりできない人は,周りの人からの信頼を得られませんし社会でも通用しません。あいさつの習慣は小学生の頃からしっかりと付けたいものです。あいさつが習慣化すると,心が豊かに育ってくるという側面も期待できます。例えば,人に親切にしてもらったときに,「ありがとう」という言葉を口にするように心がけることは,感謝の心を育むことにつながります。また,他人に迷惑をかけたときに,「ごめんなさい」という言葉を口にするように心がけることは,自己の行いを振り返り,善悪の判断や他人との関係について振り返る心と態度を育むことにつながります。児童にはあいさつの習慣を通して対人関係のスキルや豊かな心が育ってくれることを願っています。

しかし,児童にあいさつの習慣を身に付けさせることは,簡単なようで実はかなりの指導力を要することであり,大人が自己を律することも求められます。児童にあいさつの力を付けようとするなら,大人が範を示し,児童に教えることがとても重要です。その役割は,学校では教職員,家庭では保護者の皆さんです。御協力をよろしくお願いいたします。



「人権の花」を咲かせます

 去る25日(月)の業間活動の時間に,人権擁護委員さんの方と役場担当課の方が本校を訪問され,「人権の花」を贈呈してくださいました。児童を代表して児童会の整美園芸委員がマリーゴールドの苗を150本受け取りました。人権擁護委員さんから「人権とは,一人一人を大切にすることです。相手の気持ちを考えて行動しましょう。思いやりの心を持って人と接しましょう。」とのお話があり,児童は真剣に耳を傾けました。

 秋口になると,マリーゴールドの黄やオレンジの花びらが前庭を美しく彩ってくれるものと思います。花に水をやるときは,元気に育ってくれるようにと誰もが優しい気持ちになります。校舎内外に思いやりの花が溢れ,困っている友達や寂しそうにしている友達を見かけたら,優しく思いやりのある心で接してくれる児童が増えてくることを心から願っています。