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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2012年3月1日木曜日

春近し ~ 一年間ありがとうございました ~

  今年の2月は寒さがとても厳しく,例年にないほどに多くの積雪がありました。保護者や地域の皆さんには通学路の除雪等で大変お世話になりました。本校教職員も数日間は玄関前や通学路の除雪に汗した次第です。春を間近にして少しずつ寒さが和らいできました。そんな中,紅梅と白梅の枝先には,身を寄せ合う多くの小さな蕾が見えます。逞しい生命力をその身に宿し,今か今かと春の訪れを待っているかのようです。校舎周辺では,地表に這うようにその葉を広げ,わずかな日の光を効率的に集めるたんぽぽの知恵が伺えます。春の陽光が降り注ぐようになったらすぐに活動ができるようにしっかりとその準備を進めているように見えます。

 いよいよ一年の締めくくりの時期を迎えました。3月16日(金)には第65回卒業証書授与式を執り行います。6年生は児童会活動やひまわり班活動,毎日の登下校,清掃活動等で下級生をリードし,よく頑張ってくれました。6年生の表情からは,6年間の成長の証としての逞しさが十分感じ取れます。4月に入学した1年生も学校生活に慣れ,あどけなさの中にも小学生らしいしっかりとした言動が見受けられます。2年生から5年生までもそれぞれの学年にふさわしい成長が見られ嬉しく思います。この3月は卒業・進級を前に一人ひとりの児童が「がんばったこと」や「できるようになったこと」を確認し,努力や成長を互いに喜び合いたいものです。

 ところで,先月26日(日)に「国際ソロプチミスト若狭」という団体の主催で「子どもの主張大会」が悠久館で開催されました。小浜市,おおい町,高浜町の3市町の5年生を対象に「家族の絆」というテーマで作文を募集し,応募した中の優れた作文を書いた児童の表彰がありました。その後に優秀作文を当該児童が読みました。本校児童も7名が入賞し,その内2名が作文を読みました。とてもすばらしい内容でした。普段は当然のことながら私たち大人は“大人の目”で子どもを見ていますが,当日は“子どもの目”から見た大人・家族の姿が浮き彫りになってきて,とても興味深いものでした。子どもには家族の愛情が必要で,十分な愛情のもとで子どもは安心感を抱き,自分に自信を持って成長することができます。改めて家族の愛情,家族の絆の大切さを考えさせられた次第です。学年末を迎え,家族の温かな眼差しの中で子どもたち一人ひとりが1年間のまとめをし,胸を張って進級・卒業をすることができれば嬉しく思います。



 最後になりましたが,この一年間,本校の教育活動の推進に当たって,保護者や地域の多くの皆さんに特段の御理解と御協力をいただき,厚くお礼を申し上げます。