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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2012年10月1日月曜日

秋本番

 「それ,ススキですか?」「もう秋ですね。」私が手にしているススキを見て,何人もの児童が声をかけてきました。先週のある朝,通学路の道端で群生しているススキの中から1本を手に取って歩き出したときのことでした。児童たちはそのススキがしきりに気になるようでした。お月見に欠かせないススキは,日本の秋を演出する名役者で,秋の七草の一つでもあります。野原の雑草のように思われがちなススキですが,ススキの穂が風に舞う姿は,確かな秋の訪れを感じさせてくれます。彼岸花もあちこちのあぜ道や土手などを鮮やかな深紅で彩っています。いよいよ秋本番です。秋の深まりとともに児童の学校生活も一層充実したものになってほしいと願っています。



校内体育大会,児童は頑張りました

 テーマ「仲間 ~笑顔で協力~」のもと,児童は元気いっぱいに競技や応援をしました。徒競走,リズム,組体操,集団競技等,どれをとっても児童は頑張っていたと思います。6年生がリーダーとなって練習を重ねてきた応援合戦では,赤・白・青・黄のどの色も見事な応援合戦を繰り広げてくれました。「○○さん(保護者名)が感激して,涙を浮かべておられましたよ。」と,応援合戦終了後にある教員が私に話してくれました。それぞれの想いを胸に児童を応援してくださったのだと思います。お忙しい中,御来校くださった皆様に感謝を申し上げたいと思いますし,併せて児童の頑張りに心から拍手を送りたいと思います。


読書の秋です

 中国・唐代の文人である韓愈(かんゆ)が残した詩の中に,「灯火(とうか)親しむべし」という一節があります。この言葉は,秋になると涼しさが気持ち良く感じられ,灯火に馴染むようになるので,秋は読書に一番適した季節であるということを表現したものです。この一節が「読書の秋」の由来とされています。

読書は人間の知性・感性を内から豊かにし,考える力を育み,そして人間的な成長をもたらすことにより生活を豊かにするという大きな効果が期待できます。この読書の秋に,児童が本の魅力を実感し,読書好きになるよういくつかの取り組みを行います。その一つが教員による読み聞かせ会です。それぞれの教員が児童に読んであげたいと思う本を選び,朝のひと時にそれぞれの部屋で読み聞かせを行います。児童は予め自分が読んでほしいと思う本を選び,その部屋に行きます。今回の教員による読み聞かせは,児童の読む本の偏りを是正しいろいろなジャンルの本に親しめるようにすることと,学級担任だけでなく読み聞かせにより他の教員との触れ合いを深めていくことを願ったものです。

 この他にも図書委員による読み聞かせ会や「読書チャレンジ」(11月)等を計画しています。御家庭でも親子で一緒に本に親しんでいただくと,お子さんは一層読書好きになるのではないかと思います。秋の夜長のひと時,親子で一緒に読書をどうぞ…。