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福井県おおい町の小学校です。 日々の様子をお伝えします。

2014年9月1日月曜日

9月号

さわやかな秋に
                                                          

 『我が声の吹き戻さるる野分かな』 内藤鳴雪 作

 今年の夏は天候が不順で,広島や近くは福知山市で,大きな被害が報告されています。特に8月は週末ごとに雨が降ったり,一日の途中で天候が崩れたりと不安定な日が多かったようです。また,9月は台風の発生しやすい時期です。どうか,被害をもたらすような天候となりませんようにと願っています。
 さて,本日より2学期。9月に入っても,まだまだ暑い日が続くと思われます。けれども,『芸術の秋』『実りの秋』『スポーツの秋』『読書の秋』等,いろいろな秋を迎えるのが2学期です。

そこで,2学期の始まりにあたり,子供たちの周りを先ず『さわやかな秋』にしてほしいと思います。
それでは,『さわやかな秋』にするにはどうすればよいのでしょうか。それには,『さわやかな心』をもつことだと考えます。『さわやかな心』とは,夏の青い空,秋の澄み切った青空を見上げたときに「ああ,気持ちがいいなあ」と感じる心です。家の人や友だち,地域の方々と「おはようございます」「こんにちは」とあいさつをしたときの気持ちよい感じです。道ばたに咲くコスモスの花やフウセンカズラの実を見たとき,「かわいいなあ。きれいだなあ」と感じる心です。寂しそうにしている友だちに「どうしたの。一緒に遊ぼう」と声をかけ,友だちが笑顔になったときに「よかったな」と感じる心です。これらの『さわやかな心』が,子供たちの周りを『さわやかな秋』にしてくれると思うのです。

『さわやかな心』をもつことは,難しいことではなく,誰にでもできることです。大事なことは,子供たちが自分の目や耳や心を大切にして,自然や周りの人たちに精一杯働きかけることです。

2学期は体育大会から始まりますが,6年生にとっては最後の体育大会です。互いに協力し合い,切磋琢磨して,自分たちのチームを優勝に導くため,8月の最終週より学校へ集まり,計画や準備を始めています。それぞれの意見を大事にして,計画や練習に取り入れていく様子からは『さわやかな心』が感じられます。体育大会では,練習や準備を通して児童に責任感や協調性を身につけることを目的の一つとしています。今年のテーマ『絶対優勝するぞ!ひまわりパワー全開だ!』のもと,各チームの団結が今から楽しみです。

ところで,8月25日には,4月に行われた全国学力・学習状況調査の結果が報告されました。福井県は全国でもトップクラスの成績を維持しているところですが,本校では,いくつかの課題もみられました。今後,さらに分析を行い,良いところはさらに伸ばし,課題とみられるところはさらなる手立てを考え,学習を深めていきたいと考えております。


2学期も,「やさしく,かしこく,たくましく」を合言葉に,さらにわかる授業をめざし,充実した学習活動を行っていきます。保護者の皆様の御支援と御協力をよろしくお願いいたします。